ペルセウス座流星群2020年8月12日が最高!方角や時間帯は?東京・大阪・名古屋・福岡で見れない?
三大流星群のひとつ、「ペルセウス座流星群」というものをご存じでしょうか。
流星とは、宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度のチリの粒が地球の大気に飛び込んできて大気と激しく衝突し、大気や気化したチリの成分が光を放つ現象です。
流れ星といえばわかりやすいですね。
条件がよい時だと、1時間あたり80個以上の流星の観測が可能です。
ペルセウス座流星群の一般的な出現時期は、7月17日から8月24日、極大は8月13日頃だと言われています。
今年2020年のペルセウス座流星群の活動はというと、8月12日(水)に極大を迎えると予想されています。
せっかくのお盆休みや夏休み。
できることなら家族や友人と観測してみたいものです。
方角は?時間帯は?東京・大阪・名古屋・福岡では見れない?
そういった観測するための条件について、解説していきます。
目次
ペルセウス座流星群を見るのは2020年8月12日が最高!
現在、三大流星群の一つである、ペルセウス座流星群が活動期を迎えています。活動のピークは12日(水)の22時頃と予想されているため、観測には12日(水)深夜〜13日(木)夜明け前の時間帯がおすすめです。https://t.co/FTRpQsM0Ek pic.twitter.com/NQqZ6Wd5gh
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 5, 2020
2020年のペルセウス座の活動は8月12日(水)、22時頃に極大を迎えると予想されています。
流星群の「極大」とは、流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期をいいます。
さらにその前後を含んだ11日(火)~13日(木)は、普段より多くの流星が見られると予想されます。
空の暗い場所で観察すると、最大で1時間あたり30個程度観測できるでしょう。
ただし、観測の熟練者なのか初心者なのか、周りが明るいのか暗いのか、目がいいのか悪いのかによって、見られる流星の数は変わってきます。
条件によっては何分の1になったり、または何倍にもなる可能性があります。
ペルセウス座流星群の方角や時間帯は?
流星は、放射点を中心に放射状に出現します。
流星は放射点の方向だけに現れるのではなく、空全体に現れます。
なるべく空の広い範囲を見渡すのがおすすめです。
いつどこに出現するか予測ができないためです。
時間帯についてですが、どの日も21時頃から流星が出現し、放射点が高くなる夜中から明け方にかけ、流星の数が多くなると考えられます。
21時より前に外に出て、暗闇に目を慣らしておいたほうがいいでしょう。
月も明るいため、見ないようにしておいたほうが観測に影響が出にくいです。
明け方まで長い時間の観測が可能なため、レジャーシートや飲み物を用意して、寝転がって見られるといいですね。
ペルセウス座流星群は東京・大阪・名古屋・福岡で見れない?
ペルセウス座流星群は日本全国、どこからでも観測が可能です。
東京・大阪・名古屋・福岡すべての都市から観測できます。
ただし、観測の条件として一番重要なのが、「雨が降らないこと」です。
観測予定場所の天気予報をチェックしましょう。
11日(火)~13日(木)の天気予報を確認すると、11日(火)のみ、北海道や福岡方面に雨の可能性があるようです。
曇りでも流星は観測できないため、11日(火)は諦めないといけない地域が出るかもしれません。
しかし、2020年のペルセウス座流星群が極大を迎えるのは8月12日(水)です。
12日(水)~13日(木)にかけては晴れのところが多く、広い地域でペルセウス座流星群を見ることができるでしょう。
ペルセウス座流星群を見逃してしまったら?
2020年8月3日0時5分に流れたペルセウス座流星群の火球を、平塚から南西の空に向けた広角カメラで見た様子です。ペルセウス座流星群が徐々に活発になってきています。ピークは8月12日夜~13日未明です。 pic.twitter.com/u9iwz2rVjU
— 藤井大地 (@dfuji1) August 3, 2020
ペルセウス座流星群を見逃してしまったら、次の三大流星群のタイミングはいつなのでしょうか。
三大流星群の残りの二つ、「しぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」についてご紹介いたします。
<しぶんぎ座流星群>
しぶんぎ座流星群は、1月に入った頃から流れ始めます。
多くの場合、観測される極大は1月4日未明(3日深夜)3時半頃となり、年明け最初の流星群イベントとなります。
2020年はもう終わってしまいましたので、2021年のしぶんぎ座流星群に期待しましょう。
<ふたご座流星群>
ふたご座流星群は、12月の上旬から流れ始めます。
12月中旬に入って数が増加しますが、極大を過ぎると急に流星数が減る傾向にあります。
2020年は12月14日(月)10時頃に極大を迎えると言われており、13日(日)~15日(火)にかけて観測できると予想されます。
「しぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」ともに冬の流星群となっており、夏の流星群は「ペルセウス座流星群」のみとなります。
ペルセウス座流星群は野外で長時間観測してもつらくない、唯一の三大流星群とも言えます。
まとめ
三大流星群のひとつ、「ペルセウス座流星群」についてご紹介しました。
2020年8月12日(水)に極大を迎えるペルセウス座流星群。
毎年お盆休みや夏休みにあるイベントの一つです。
東京・大阪・名古屋・福岡と、全国から観測することが可能です。
時間は22時。
方角は特にありませんので、なるべく空の広い範囲を見渡しましょう。
家族や友人と、レジャーシートを用意して出掛けてみましょう。
寝転んでゆっくりと星を見て、貴重な時間を過ごすことができますよ。